??? 仲良しだと言われて

「ハア?ふざけんなよ、お前。」

アイツと仲良しなんざ寒気がする!!
そう言って身震いをする桃夜。
「え〜〜 そうかなぁ?」
貫太郎はそんな桃夜を見て首をかしげる。
桃夜にしてみれば、何故そこで首をかしげるのかを疑問にしたいくらいだった。
「・・・まあとにかく。何でそんな現実に有り得ない、いや寧ろ有り得て欲しくない事を言ったんだ?」
「う〜ん・・・まあコレといって理由は無いけどサア・・・・・


っていうか今思いっきり毒吐いたよね☆」

「何のことだ。」(しれっ)

笑顔で自分の発言に突っ込んでくる貫太郎に、桃夜はしれっと言い返す。
「ま、いいけどね〜♪」と言ってくる貫太郎に、

  なら言うなよ。

と思う自分は悪くないだろうと勝手に決め、本来の話しへと戻る。
「で、結局何が言いたかったんだよ、お前は。」
「ん〜♪とりあえず、君がどう思ってるのかは知らないけど、客観的に見たら十分仲良しの部類に入ると思うよ?」
「有り得ねェって言ってんだろ。」
「・・・(汗)何で君はそう否定するのかナァ?」
「だったら何でお前は仲良しにさせたがるんだ。」
だんだん意地になってきているようにも思える桃夜に苦笑する。
「じゃあ仲悪いの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・

  アイツとは腐れ縁だ。」

何を考えていたのかは分からないが、長い長い沈黙の後にそう言う。
「ふぅん?」
腐れ縁ね〜??と笑いを含んで言ってみれば面白いぐらいに睨んでくる。
「・・・何か言いたい事でもあんのかテメェ。」
超重低音ボイスで言い放つ桃夜に貫太郎はさほど慌てず、むしろ「別に〜?」と言って怒りを煽っている。
「〜ッテメエがどう思っているか知らねェけどなア!アイツの所業を見て仲良しでいたいなんて思う奴いるわk「所業って何?」


ピシ・・・ッ







・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(間)













?!!!!????







「あ、こんにちは☆」
「・・・どうも。」
桃夜が石化している中、他二名は挨拶を交わしていた。
「っよ、・・・・・しの・・・!!(真っ青)」
「うん、そうだけど?
・・・・・・・・・・で?

所業って何のこと?」

にっっっこりと今までに無いくらいの爽やかな笑顔で問い詰める吉野。(恐怖映像)
それを見た人間はきっとこう思うだろう。

ああ、終わったな。(色々)と。

「・・・・<諸行>宇宙の万ぶt「違うでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・ハイ。」
覚悟を決めたのか、(諦めたとも言う)間をあけ頷く桃夜。
貫太郎は笑顔で「ご愁傷様〜」と言っている。

(・・・・ッ野郎!!!)
「そう・・・じゃあこっちに来てくれる?」
「痛ェ!おまっ絶対ェ態と・・・オイ!引っ張るなっていうか腕を全力で握るな・・・ッ!!!イタタタタタタタタ!!!!!」
腕を握りつぶさんとするぐらいに掴まれ、ずるずると引っ張られていく桃夜を見て、「微笑ましいナァ・・・☆」と笑顔で嫌味を言う貫太郎だった。





おまけ

「え?桃夜は実験体・・・幼馴染だけど?」



もしくは生贄。(黒魔術の)





END.

何か結局桃夜が可哀そうな感じで終わった。
ゴメンヨ桃夜!
でも残念!
このシリーズは桃夜は弄られキャラ、もしくはやられキャラなんだよ!(鬼)
「・・・・・・・・・・・は?」
「?せやからウチは15さ・・・」
「いや、じゃなくてえ?15?お前が?

逸早く凍結(笑)から溶けた桃夜は再度ハナコに問いかけた。
それにハナコはあ?ンなモン愚問だコラと言わんばかりの「そうや!」と満面の笑みで大きく頷いた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(間)



「はァアアアァァアア??!!!(絶叫)」

「うるせェよ」

長い間をあけて絶叫する桃夜達に、弧刳は冷たく言った。
因みに貫太郎は勿論その事を知っていたので、その様子をほのぼのと見守って(?)いる。(愉快犯)

「え?いやだってコレ(ハナコ)どう見たってちびっこいじゃん!ガキじゃん!!ぜってー詐欺だ!詐欺だコレ!!」
「そういう問題でもねェだろ!」

小太郎の言葉に桃夜が突っ込んだ。

「だってそうじゃねぇか!身長推定130cmのガキンチョが15歳だったらこの世の終わr「確かに発育不良とかの域じゃねェけどな!コイツらに常識求めてどうすんだって事を気付け!!」

混乱(?)している小太郎に、桃夜が何気に貫太郎たちを貶している言葉をかける。
そしてそれにハッと何かを気付きがしっと肩を掴む。

「そうだった!こいつ等(ある意味)人外だった!!(酷)
俺が間違ってた!悪い桃夜!!!!」
「そーか、ヨカッタナ(超棒読み)」

何故か納得し、凄い勢いで桃夜に謝る小太郎を全員が冷めた目で見たいた。(哀れ小太郎)

「・・・ねえ、君本当に15歳?」
「?そうやけど?」

桃夜や小太郎が騒いでいる中、比較的冷静(っていうか無関心)な吉野がハナコにもう一度聞いた。
その質問に素直に頷くハナコを見て、嘘はついていないと確信する。

「じゃあ・・・あの人(弧刳)は?」

弧刳を指差して問う吉野に(特に意味は無い)、ハナコは無邪気な笑顔で更なる混乱を招く言葉を発した。

「282歳や!」

ピシ・・・・ッとまたしても空気が固まった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(間)



「ええェエエエェェェ「黙らないと・・・埋め

込むよ?
(体内に)」





何を。





END.

オチないまま終わった〜・・・。

つぅかぶちゃけ吉野に最後の台詞を言わせたかっただけです。(真顔)
なので個人的には大☆満足(シネ

                        修正;4月7日
はぁ・・・歪みのアリスの途中なんだケドなぁぁあ。
まあ・・勇ちゃん怒ると怖いんで☆描こうかな・・・。

My Memory

?13 遊戯

「___で!!なんで俺らは此所に来たんだよ。」

眉間にしわを寄せた桃夜がさっきまで自分をいびり倒していた
貫太郎達を睨み付けた。

「だ〜か〜らっ!!イロイロじゅんび〜をスルの☆」
「だからそのイロイロって何だよっ!!!」

貫太郎の曖昧な返答に苛々しつつ、弧刳に視線を移した。

「まぁ・・・この状況について色々聞いてると思うんやけど・・・・。」

視線に気づいたのか、弧刳は口を開いた。

「なんか分からんことある?」

今更分からないことあるかって・・・正直分からないことだらけだが・・・なんか質問すること事態がバカバカしい。

「ってかあんたら誰。」

(・・・いたんだ。)

後ろからユラリと、吉野が姿を現した。

「・・・・?ボクら??」
「お前らだけだろう。お前とそこの小さいコ。」
横から公司が付け足す。


「ボクは弧刳。あぁ、王子様☆でもえぇで!!」

「・・・・・。」

「ゴメン。まぁ弧刳や。歳は君らより・・・2つ上やね。」
「ウチはハナコ言うねん!!」

弧刳の頭の上からハナコが自己紹介を始めた。

「歳は15歳や!!!!」




は???





身長130?(見た目)のコが15歳と言った。
その場の空気が凍りついたのは言うまでも無いだろう。




ゴメンナサイ。おこらんといて・・・。
学校の昼休みに紙飛行機を作って遊んでました。
しかもコックピット付き。(笑)
因みに使った紙は風林火山の招待券。
NHKの。
一枚で5名様まで招待の。

まあそれは置いといて。
そろそろマイメモを書かねばと思い始めたので書きます。
・・・頑張ろう。


かつてそこに、闇があった。

暗く、深い、果てしないほどの闇が。

My Memory

?12 謙遜

深い山に、少女がいた。
そして、一人の青年がいた。
誰も、獣一匹さえも立ち入らないような険しい山で、二人は待っていた。
この地に、辿りつく者を。

「狐刳っ!」
「・・・わかっとる。 もうすぐ来るはずや。」

急かすように名前を呼ぶ少女に、宥め、諭すようにそう告げる。
少女は青年に告げられた事を素直に信じ、大人しく待つことにした。
すると、そこに一陣の風が吹いた。

「ぎゃああああ!!!」

ドカッ グシャ バキッ ベチョ(?!)

ビュッという強い風の後に、
生々しい効果音つきで数名の人間が落ちてきた。
「「・・・・・・・。」」
その様子を見ていた二人は、何とも言えぬ、唖然と呆れの視線を向けた。

「っンの・・・オイ白雪!まともな運び方をしろよ!!
「あ・ごめーん☆これコントロール難しいんだ♪」
「ちょっと・・・コレ(小太郎)動かないんだけど。」
「わっ!血ぃついとるしっ」
「つぅか退けテメェら・・・ッツ!!!

桃夜の非難の声をきっかけに白雪、吉野、姫子、公司の順に騒いでいく。(小太郎死亡中)
そのコントを見ていた狐刳は「(暢気な奴等だ)」と溜息をつく。
それに気付いた貫太郎は顔を上げ、「や、久しぶり〜」と暢気に挨拶をしてくる。
「何が久しぶりや。 ・・・アイツらが?」
「そ、当たり。」
桃夜達を見て、確認するように聞く狐刳に、頷き肯定する。
狐刳は全員をぐるっと見渡してから、桃夜に目を向けた。
品定めをしているかのようなその視線に気付き、訝しげに顔を歪める桃夜だったが、次の瞬間に訪れた小さな衝撃にそのことを忘れた。
「うおっ?!」
足に小さなものが当たった感覚に驚きの声を上げる。
見ると、そこに少女が足にしがみ付いていた。
「え・・・と?」
「ウチはハナコやっ!よろしゅうな、モモっ!」
「あ、はぁ・・・つか え?モモ・・・?」
唐突に自己紹介を始めるハナコに戸惑い、曖昧に答える。
そして、呼ばれた名前に疑問を覚えるが、余りにもハナコがきらきらと無邪気に見てくるので言い出すことが出来ない。
桃夜が困っていると、その様子を見ていた吉野が口を開いた。
「あ、桃夜何?ロリコン?
「はぁっ?!」
突拍子もないことを言う吉野に非難の声を上げる桃夜だが、既に仲間に伝わってしまい、取り返しの付かない事になった。
「え、何桃夜そういう趣味?」(小太郎)
「チゲェよ馬鹿かテメェ」
「きゃー変態〜♪」(貫太郎)
「今すぐクタバレ。」
「ハッ下劣。」(公司)
「だから違ェって言ってんだろ!!」
妙な認識が広まった桃夜だった。


かつてそこに、闇があった。
深い山に少女がいた。

暗く、深い、果てしないほどの闇が。
そして青年がいた。

闇は全てを飲み込み、覆い尽くした。
彼らは待っていた。

闇の中で、螺旋の運命を背負うものを。



なんかもう疲れました。
(一回データが吹っ飛んだ。)
____二年前_____

「死ねよ。」
「やっやめてくれ!!ごめん!!ごめんなさい!!」
「はっ!!聞こえねぇよ!!」
「悪かった!!俺が!!だから!!やめてくれ!!貫太郎!!
泣いて謝るコイツ。弱ぇんだよ。こんな奴・・・存在する意味無いだろ?
「黙れよ。耳障りなんだよ!!死ね。」
「ゃめっ・・『バキッ』ぅあぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ!!!!!!!!」
「どぉした??まだまだだろ??」
つまんねぇ。つまんねぇ。つまんねぇ。こんなクズあいてじゃぁ。
「・貫太・・郎・・・いつか・・・殺『グシャ』
「・・・・・・。」
ホントに・・・・・
「つまんねぇ。」

My Memory

?11過去

誰も口を開かない。
静けさだけが教室に広がる。
小太朗、公司、姫子今の出来事にただ驚いている。
貫太郎は険しい表情で考え事をしている。
今来た人物。残していった言葉を。
『歯車はもう回っている。』
黒尾の言葉の意味。今の桃夜にはわからなかった。

「今のは・・・?」
小太朗が静寂を断ち切った。
「今のは黒尾・・。」
とだけ言うと、桃夜は貫太郎を見た。桃夜も黒尾の事を良く知らない。

「・・・・あ、あぁ。あいつは黒尾って言うんだ。狐の嫁入りの・・2匹の狐の子供・・・兄狐に当たるのが黒尾なんだよ。」
視線に気づいた貫太郎は、そこにあった椅子に腰をかけながら言った。
「生まれ変わりなら・・・こっち側の奴じゃ無いの?」
「うん。そのはずなんだけどね・・・。黒尾の弟、・・・これから会うことになるけど。と黒尾がすっごい仲悪いんだよ。・・・まぁ、兄が一方的にだけど。で、弟が監視役?みたいなのに任命されて・・・。それに嫉妬して鬼組に寝返ったわけ。」
「じゃあ裏切ったってわけ?」
公司が腕を組んで言った。
「そう言う事になるね。他にもいるんだよ。例えば・・・浦島太郎の生まれ変わりは鬼側に着いてたりすんの。」
貫太郎がため息をついた。
何か言いたそうな顔をしていたが、桃夜は会えてソレを聴かなかった。

「でさぁ。結局のとこ、公司はどうするの?」
と吉野の一言。

全「・・・・・。」

「・・・忘れてたの?」

吉野を除いた全員の頭からその事が消え去っていた。
「そうだよぉぉ!!どおすんのぉ?」
飛びついてきた貫太郎を避けきれずに公司は尻餅をついた。

「てめぇ。コラ。」
「で!?どうすんの☆」
「参加しねぇよ。」
冷たい反応を見ると貫太郎はニヤニヤしながら『後ろを見ろ』と
合図した。
公司が貫太郎の後ろに目線をうつした。すると、姫子が不安そうな顔でこっちを見ている。
「いーよぉ?こなくて。大丈夫大丈夫。まだちょっと弱い僕らが、きっと姫子チャンをまもるから。
多分大丈夫だと思うよ☆
素敵に輝く笑顔+不安要素たっぷりな言葉。
クールな二枚目キャラの公司が焦っている様子が手に取るようにわかる。
「〜〜〜っ。」

哀れ公司。と思わずにはいられない展開に、桃夜と小太朗はただ暖かい目で見ていた。

「・・・・わかった。参加する。だけど先に言っておく。
俺はテメェらのために行くんじゃない。姫子のためだ。」

「ねぇ公司って姫子とデキて「わかった。ありがとう。やったな!!仲間だぞ。」
吉野の言葉を無理矢理遮った桃夜は柄にもなく無理矢理盛り上がった。
「よっし!!そうと決まれば!!行こう!!狐刳とハナコの所へ!!」
貫太郎は公司から離れると教室のベランダに出た。
「なにしてんだよ。」
「こっから行くの!!あそこが異空間に伝わる場所だよ。」
指を指す先には大きな一本の桜の木。
「あれ??」
「うん!!はやく!!!」
貫太郎が手招きする。
桃夜達はベランダに向かった。

「・・・・おい桃夜。」
「・・・ん?」
公司が小声で話しかけて来た。
「貫太郎っつったな・・・あいつ。」
「・・・白雪?・・がどうした?」

「・・あぁ・・・そうか・・・白雪貫太郎・・・。」
「・・・知ってんのか?」
公司が眼鏡を外した。
「こっちの方じゃ有名なんだ・・・鷹高の白雪。」
「・・・・?」
「あいつは・・・人を殺しかけた。」

「じゃあいくよぉ!!!『神風』!!」

風が吹いた。


おわっっっっっったぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!しかも文才ねぇぇぇぇ。ゴメンナサイ。逃げます。バイ!!
ども。
テンションめっさ低い勇者です。
(意味の無い冒頭の挨拶)
この前(もうめっさ前)に魔王に「お前も番外編やれ」とか何とか言われたような気がしないでもないので、(どっち)
どうせならお題を借りてやってみようと思いマス。

コンセプト(?)は幼馴染。(桃夜と吉野)
ということで、


++ 幼馴染みに11の御題

01:昔の恥
02:仲良しだと言われて
03:分かり辛い感情表現
04:大喧嘩
05:だから違うって
06:幼い手
07:色恋話
08:ずっと、知らなかった
09:親
10:俺しか知らない裏の顔
11:「昔からこいつは、」

この11題を頑張って達成させようと。
ボソッ ・・・無理だろうな。

お題はここからお借りしました。↓

URL : http://fauvisme.koiwazurai.com/

という事で(どういう
明日映画「どろろ」二回目を見に行く予定なので響かない程度に書こうとオモイマス。


マイメモ 番外編

??? 昔の恥

「は?昔?」

素っ頓狂な声を上げたのは桃夜。
元を辿れば、その原因を作ったのは小太郎なのだが。
その小太郎は、つい先日知ったばかりの「桃夜と吉野は幼馴染」という事に興味を持っていたのだ。
あの変人不可思議な人物の幼少時代が、多少なりとも気になるのは周りからすれば分かることだ。
けれど昔から一緒に居た(はずの)桃夜はそういう部分が麻痺しているのだろう。
結果素っ頓狂な声を上げたのだった。
「そー。あの吉野サンがどんなんだったか知りたいんだけどさ」
「本人に聞けよ。」
そう言い寄ってくる小太郎を煩わしそうに(酷)キッパリという。
「無理だって!何かあの人に敵意向けられてるっぽいんだよ、俺〜」
「・・・・・そりゃアイツの性格の問題だろ。」
あの毒舌な幼馴染の過去における辛辣な言葉の数々を思わず思い出し、身震いをする桃夜。
「じゃ、その性格の奴が俺の質問に答えてくれると思いマスカ。」
「・・・分かったよ。だけどアイツについて語るほど面白い過去話は・・・・・・」
そう考え込んだところでハッと気が付く。
吉野に関わった事で主に被害にあった数々の惨状を。

昔、吉野と幼稚園に通っていた時に出来事だった。
『・・・オイ、なにしてんだ?』
いつもと変わらぬように幼稚園へ行くと、吉野が一人庭で何かをしていた。
それに気が付いた桃夜は、好奇心がゆえにそっと後ろから近づいていき、声をかけた。
すると、吉野は振り返ることもせず黙々と何かを作っていた。
『?よし・・・・?!』
それを不思議に思い吉野の手元を覗き込むと、ぶつぶつと呪文のような言葉を唱えつつ、一心不乱にわら人形を作っていた。
その光景は幼稚園児には少し(いやかなり)ショッキングな映像だったので、桃夜はそれを見て一時停止した。
ぶつぶつぶつ・・・あれ、とうや。
どうしたの、そんなに真っ青になって。』

  半分はお前のせいだ!っていうかその手に持っているものをどうにかしろ!!

と叫びたいのを何とか自制し、『何やってんだ・・・?』という言葉を必死に搾り出した。
『なにって、呪い。
さらりととんでもないことを言う吉野に桃夜は固まった。
『ほら、ここのハゲ狸園長がぼくの「しゅこう」(趣向)に口出してくるからね・・・』
呪ってやろうと思って・・・。
と外見に見合わない凍えるような声で言葉を紡ぐ吉野に桃夜は、これ以上ないくらいに怯えた。

 今園長のことをハゲ狸って言いかけたよな?!つか趣向ってお前のは最早他の園児達を脅すためだけにしかある用と思えないモンばっかだろ!っていうかちょっと注意しただけでこの有様?!
 いやむしろ問題はお前呪いなんか出来んのかよ!!

心のうちでそう叫び、無理だとは思うが園長が無事であることを願った。
因みに園長は行方不明。(この時本気で泣きそうになった)

 初めて人間不信に陥りそうになった5歳の夏だった。

「桃夜?どうかしたか〜?」
オーイと目の前に手を振っている小太郎に、ハッと気付き、昔の惨状が鮮明に蘇った桃夜は小太郎の方をがしっと掴み、
「アイツの過去を掘り出すのは止めろ・・・!」
と本気で忠告した。
小太郎はいきなりのことで何が何だか分からなかったが、とりあえず頷いた。

幼馴染との思い出。

それは過去のトラウマと化していた。

                       思い出すのは昔の恥


おしまい。
My Memory

?10 覚醒


「・・・・。姫子を返せ。」
そう言った公司の言葉は、まるで波紋が広がるように辺りに響いた。
ここだけが別空間になったかのように、妙な感覚になっている。
黒尾はその言葉にすぅっと、目を細める。
「・・・えぇよ。こないな『チカラ』も目覚めてへんような姫さん捕まえとってもしゃあ無いし・・・。

返したる。」
「わっ?!」
どんっと公司に向かって姫子を突き飛ばす。
公司は慌てて姫子に駆け寄った。
「大丈夫かよ・・・」
「あ、ありがと・・・」
突然のことで何が何だか理解できていない姫子だったが、一応は駆け寄ってくれた公司に礼を言った。
と、そんな中黒尾は、踵を返し立ち去ろうとした。
それに気が付いた桃夜は黒尾に向かって気になった事を聞こうとする。
「っ!オイ黒尾!『チカラ』って何の事だよ?っつーかお前は・・・」
何者なんだ、と桃夜は立ち去ろうとしている黒尾に言おうとしたが、振り返った黒尾の目を見て、言葉の続きが声にならなかった。

「そないなこと聞いて・・・何になりますの?桃太郎。」

「何って・・・」

「歯車はもう・・・廻り始めとる。 誰にも、止められはせぇへん。」


「?!」
「ほな。」
意味深な言葉を残し、黒尾は消えた。
残されたのは、呆然としている桃夜達5人と、一人難しい顔をしている貫太郎のみ。
貫太郎のその表情に気付いた者は一人もいなかったが、気付いた者がいたならばその異変に気付いただろう。
少なくとも、事の重大さに。
重々しいような空気の中、先程までの微妙な感覚が無くなり元に戻ったが、誰一人として言葉を発する者はいなかった。

また、静寂が過ぎった。

終わり・・・。

つっかれたー。
さて、こんな短い駄文を書いた勇者ですが・・・

明日って何処だろう。(謎)

誰だよ!明日書くってこないだ言ってたの!!(お前だよ
とまあ、自分のキャラが分からなくなってきた今日この頃・・・。
取りあえずは某友人を弄り倒すのが大好きだ(鬼)とこの間判明しました。
さ〜、誰でしょう。
絶対この日記見てるから自覚あると思うけどネ。
My Memory

No,9守りたいもの
「さぁ・・・・。どうするの??こ・う・じ・クン。」
黒い影が貫太郎の後ろでとぐろを巻いている。
「・・・・待て。」
なにやら公司はストップをかけた。
「ん?何??やる気になった??」
なわけないという顔で貫太郎を見ると五人に問いかけた。
「姫子が行くから俺が行く?なぜそうなる。」
「・・・え?」
「お前ら勘違いしてる?俺→姫子・・・って。」

「・・・・・・・・。」

沈黙がながれる。

「・・・図星。」
誰も口を開かない。

「・・・ばかばかしい・・・。」

公司の頭に怒りマークが浮かぶ。

「じゃあ姫子はなんなの?」

吉野が口を開いた。誰も言えなかったその一言。
「・・・姫子は・・・。」
全員が息をのむ。
「ほっとけねぇんだよ。なんか。」

ソレを好きって言うんだよ!!!!

公司はかなりの鈍感だった。五人が確信したときだった。

「きゃあ!!」

「!!!」

隣の教室から叫び声が聞こえた。隣には・・・姫子。

「姫子だっ」
公司が真っ先に教室を飛び出した。それに続いて4人も隣の教室に向かった。

「姫子!!」
「こう・・じ・!」
教室には姫子。その後ろには黒い・・どこかで見た事のある男。
姫子は男に首をもたれ、苦しそうな顔をしている。
「黒尾!!!」
10秒遅れで追いついた桃夜が言った。
「覚えといてくれはったんですねぇ。桃太郎。」
ニィと不気味に笑った黒尾は桃夜の周りを見た。
「目を離したスキにずいぶん仲間集めはったんねぇ・・・。」
「いいから姫子を離せ!!」
「いやや言うたらどうします??」
黒尾の手が姫子の首をきつく閉める。
「カ・・・・ハ・・・」
「・・・・せや・・・。」

「・・・?なにいいはった??」

その瞬間、周りの音が聞こえなくなった。

「・・・・あ・・・・。」
貫太郎の一声が静寂を打ち切った。

「なんや・・・あんた猿だったん。」
「・・・・。姫子を返せ。」


My Memory
No,9.5春

__守りたいモノなんて無い。__

「たすけてぇぇ!!悪かった!!」
「・・・おせぇよ・・・・」
「やめっ・・・」
バキッ
「許しを請うなら規則を守れ・・・。」

__ただ俺は見つけたかった。__

「・・・(あ・・・?教科書・・?)」
「あ!!!お兄サン!!ソレ私のやわ!!」
「・・・・あぁ・・・コレ?」
__ただ・・・・・__
「・・・ハイ。」
「アリガト!!」

ズベッ
「いったぁ・・・」
「・・・(なんもねぇ所で転けるか普通。)」

__ただ見つけ出したかった・・・__
「ダイジュブ??」
「・・・アリガト・・・。」

__手を差し伸べたくなる貴方を。__

うっきゃぁぁぁぁぁあ!!!!!!!
おわったぁ!!あとは逃げるだけ〜・・
あ!ちなみに9,5話は公司君の話でした・・・。
勇ちゃんも誰かの書いてね。
どうも、最近更新してなかった勇者です。
魔王がどっからか電波を拾ってきたのか(失礼
怪しい発言しているんでツッコミに書いてます。
あ、あとついでに小説を書こうと・・・。(ついでかい

ってか最初のでもう言う事無くなったんで、早々小説を書かねばという妙な使命感があるんですけど・・・何だろコレ。(知るか
このまま小説書くのも何かムカつくんで(何故)魔王に忠告を。

週末は眼鏡屋行って来い。(@目覚ましテレビ)

見た人は分かる週末の占い。
つーかお前(魔王)おとめ座だっけ?(オイ


My Memory

?8 詐欺疑惑?(違

何とか公司を、姫子の協力を得て誘き出す事に成功した桃夜達。(?7参照)
それに行き着くまでに多少の犠牲(小太郎とか小太郎とか小太郎とか)はあったかがそれはいっそスルー。
誘き出すまでは良い。
何故なら姫子を使えば一発だからだ。
問題はその後、だ。
公司は姫子の誘いに応じた訳で、決して他の野郎共に対してではない。
つまり、姫子だけだと思っていた場所に桃夜達がいれば・・・。
その後はもう想像の通りになるだろう。(少なくとも引き込むことはできない)
「で、これからどうすんだよ。」
「え、何が?」
桃夜の疑問に清々しいまでの笑顔で答える貫太郎。
「白雪・・・お前まさか姫子を使う気じゃ・・・」
「ん?ああ・・やだな〜  当ったり前じゃん☆
嫌な予感がして聞けば予想通りの言葉。
朗らかに「使えるモンは使っとけってネ!」と腹黒さが滲み出ている笑みで言い切っている貫太郎に、桃夜は少しだけ同情した。(あくまでも少しだけ
「っていうかコレって詐欺疑惑・・・?
ポツっと呟かれた吉野の言葉は全員に黙殺された。

そして放課後。
公司と約束した教室にはブリザードが吹き荒れていた。
・・・・・・・で?
恐ろしいほどの重圧感を持つ声で問われ、貫太郎と吉野を除く全員がびくっと、肩を震わせた。
「俺は姫子と約束したんだけどナァ・・・。何でテメェ等が居んだ。
「あ・・いや、そのコレは・・・」
阿修羅のような顔をしている公司から必死に目を逸らしていると、貫太郎が勇敢にも公司の目の前に立った。
「ちょっとお話良いかな、公司君。」
「あ?誰だテメエ。」
あ、俺?と笑顔を崩さず、いや益々笑みを深めて言う。
「白雪貫太郎、きっと嫌でも覚える名前だよ、猿谷公司クン?」
悪戯っ子のように目を輝かせて、貫太郎は公司を挑発した。
公司はその様子に黙って貫太郎を見据え、傍から見れば一発触発の雰囲気になる。
険悪ともとれる空気の中、先に口を開いたのは貫太郎だった。
「こっちは君が居なくちゃいけない、でも君はそうじゃない。・・・でしょ?」
「・・・フン、だからどうした。」
相変わらず挑発するような態度の貫太郎に対し、さほど取り乱しもせず、公司らしい調子で答えた。
「俺はお前等とゲームなんざする気なんてさらさら無い。」
キッパリとそう告げる。
そんな公司にニヤリ、と口を歪める。
その光景を見た桃夜達は、自分達に害が無いにしろ一斉に悪寒が走った。
「じゃー君が自分からこっちに付きたくなるような事があればいいんだ♪」
楽しそうに言う貫太郎に訝しげに眉を顰める。
「何――・・・?」
姫子ちゃん
「!!」
「だっけー?可愛いよねー。
そうそう、彼女も俺らと一緒に危険なゲームをするんだけどなー」
態とらしく危険の部分を強調させて言う。(因みに小声)
そして明らかに動揺し、心揺れ動いている公司。
「恐ろしい鬼に殺されちゃうかもなー?
・・・ネ、公司君。どう?俺らとゲーム・・・する?」

中途半端に終!

ハイ本当中途半端!(なら書けよ
ぶっちゃけ面倒になったから書きませんでしたー。
何か白雪あんまし黒くないな・・・もうちょい黒くしたかった・・・。
カッコイイ系の公司(?)がこんなに(ある意味)へタレになっちゃって。
公司と白雪の会話は途中から桃夜達には聞こえてません。とか何とか言い訳をしつつ逃げ去ります。(逃)
No7 作戦は竹取物語。

「・・・白雪?」
「そう貫太郎君デッス☆」
そこには貫太郎の姿があった。貫太郎はピアノに椅子に腰をかけ桃夜にVサインを送った。
「なんかこの人が異様なテンションうざったかったから話しを聞いたんだ。桃太郎の事。」
グサリグサリと吉野の毒が貫太郎に刺さっていく様子がわかった。
「うぅ・・・。ってか、あれ?」
毒が刺さった貫太郎がハテナマークをうかべた。
「一人たりないねぇ?猿クンが。」
「・・・・・・。」
「俺、集めて来てっていったよねぇ?」
「・・・・・・。」
「俺、事が順調に進まないのすごい嫌い。」
「・・・・・・。」
お気楽キャラ(?)の貫太郎の態度が明らかにオカシイ。
だいたい行動もオカシイ。何故いま此所に居る?
学校はどうした?親は?何処からきた?

・・・俺はなんで信用してんだ?こんな簡単に。

「桃夜は悪くねぇよ。あいつが来なかったんだから。」
「犬は黙っててよ。」
「なっ・・・!」
その場が静まりかえる。

「白ゆ「喧嘩より先に、公司をどうするかが先じゃないの?」
桃夜が何か言いかけたとき、吉野が口を開いた。
「・・・。違う?」
冷たく冷静な瞳は貫太郎を映した。
「・・・・!ぅあ!!っごめん・・・。そうだね!!ごめんごめん!!何やってんだろ俺!!」
はっとしたように我に返る貫太郎は、笑いながら何処か慌てていた。
「いや・・・俺こそ・・・。ごめん。」
そんな貫太郎に疑問を持ちながら話しは進められた。

「はぁ!?」
っと言ったのは小太朗。
「てか・・・・。唐突だね・・・。」
「姫子もかよ・・・・。」

「ははっ☆ごめんごめん。」
「ウチはどうすればええねん・・・・」
今、むさい男の集団の中に一輪の花が咲いた。
竹取姫子。二つ三つ編みに眼鏡。小さい頃に引っ越してきたのに全く抜けない関西弁。
「まぁ、かぐや姫だから☆」
姫子も吉野の少し前に説明を受けていた。
「急に言われてもアレやなぁ・・・。実感わかへん。」
「俺もわかねぇよ。なんで姫子?!もっとかわいい「死ねや・ハゲ。」
小太朗は姫子にパンチをおみまいされた。
「で!!!公司君!!!」
一瞬静まるその場。

「!!!!!!!!!!!!!ちょう待ってぇや貫太郎君!!!
公司の事なんか聞いてへんよ!?」

桃、雉、貫(・・・・は〜そゆことか・・)
あわて出した姫子。その場にいた男ども(小太朗以外)は全員同じ事をおもっただろう。
「だって言ってないモンvV」
腹黒いのがここに一匹。

「とにかく!!さくせんね!!!みんなきいて!!」

次の日・・・・。

___キーンコーンカーンコーン____

三人は教室に入った。やはり出来ている。ハーレムが。
7人は居る。公司の席の周りに女子が。囲まれてる本人は全く相手にしていない様子。

「よし行け!!」
目で語る桃夜。その目線の先には姫子。うなずくとゆっくり席を立つ。

「こ、ここ・・・公司!!」
「・・・・何?」

姫子は公司の前に立った。
「放課後話しあんねん。ここでまっといて。」
「・・・・何?告白?」
公司が笑みを浮かべた。
「ちゃうわドアホ。良いからまっとけや。」
見るからに顔が赤い姫子。その反応を見て笑いながら席を立った公司。
「ハイハイ。分かった分かった。」
手をヒラヒラさせて教室を出ていった。

「よくやった!!!」
「ホンマしんど・・・・。あれ?桃夜は?」
「・・・?あれ・・??」

「オイッ!!公司!!」
「・・・・。」
「オイコラ無視んな。」
「・・・・。」
「・・・おいってば!!」
桃夜が前に回り込んだ。
「!」
「こう・・・・じ・・・?」
「んだよ!!!」
「熱あんのか??」
「ねぇよ!!」
「・・・・顔・・・・赤いぞ??」
「しるかよ!!」

そこに咲いたのは一輪の花。


勇ちゃん怒っちゃやvV
勝手に略しつつ書こうと思いますが、何書きゃ良いのか分からんので適当で。(コラ)
つーか今時間設定何。(知らんのかい)
・・・勝手に放課後にしますよ。

My Memory

?6 音楽室

「・・っくしょー何なんだアイツは。」
吉野がいる場所へ向かう途中、公司の俺様(?)な態度に文句を言う桃夜。
端っから(信じないのがまともな反応なので)当てにはしていなかったがあそこまでくるとイラつく。
っつーかぶっちゃけ何もしなくても存在自体がムカつく。
そんな桃夜の思考が態度に表れたのか、小太郎が苦笑いで「まあまあ」と宥めた。
それでも未だ腹の虫が収まらない桃夜は、「ぜってー巻き込んでやる」と燃えていた。
「で、そういえば吉野が何処にいるのか知ってんのか?」
桃夜の気を他の事へ移そうと、小太郎がふと疑問に思ったことを言うと小さく頷いた。
「良く知ってんのな〜」
感心した風に小太郎が言うと、「違う」と否定した。
「何で?」
「つーかこの学校内で知らねェのお前だけだと思うぜ。」
「マジで?!」
そんな有名人なのか、と驚く小太郎に少しだけ顔を歪ませながら「ある意味な」と返す。
「?・・・ってココ音楽室?」
桃夜について歩いた先に見えたドアは音楽室へと続くものだった。
吉野と言う人物を小太郎は具体的にどういう人間なのかはよく知らないが、放課後の音楽室に来るとはやはり色んな意味で凄いのだろうと思った。
「お前も聞いたことぐらいあんだろ、『呪われたピアノ』。」
「あ〜うん。」
何処の学校でもあるように、桃夜立ちの学校にもある七不思議のような怪談話。
その中の一つに、呪われたピアノと言うのがあった。
放課後の鍵の掛かった音楽室から悲しげなピアノの音色が聞こえてくる〜とかそんなものなのだが、実際に聞いた人間が大勢いたので無闇に近づくものはいなかった。
「で、それがどうかすんの?」
「その噂のピアノを弾いているのがアイツだ。」

・・・・・・・・・・・・・・・・。

は?
「だからな、「いやいやそうじゃなくて。」

 え?何それつまり吉野が呪われたピアノの発信源?
 しかも何故にそれを桃夜が知ってる?!

「幼馴染だから。」
「へ〜・・・って何故に俺の心を・・・っ!」
思いっきり声に出してたぞ。
「ギャーっ俺のプライバシー!!」
意味不明な事を口走りつつも、どういうことかやっと分かってきた小太郎。
「え、じゃあ全校生徒知ってるわけ?」
「いや、俺と吉野の二人だけだ。」
あ、お前もいるから三人か。
暢気にそういう桃夜を尻目に大体の事が飲み込めた小太郎。
「吉野が音楽室に入り浸ってるから有名だと。」
「そういうことだ。」
ナルホド。
そう納得し、何で知らなかったのだろうと自分が不思議なった。
「じゃあここに吉野がい・・・」
僕が何?
っぎゃーー!?
突然の背後からの声に思い切り叫ぶ二人。
心臓をバクバクさせながら振り向くと黒い髪をした男子が立っていた。
相っ変わらず気配も何もねェなテメエは・・っ!
「・・・ゴメン?」
「何で疑問系なんだ。」
そんな二人の不思議なやり取りに冷静さ(何て元々あったのか分からないが)を取り戻した小太郎は、黒髪の男子、吉野に振り返った。
「こ、コンチハ・・?」
「どうも・・・。」
半目の吉野に内心びくつくが、なるべく表に出さないように引きつった笑顔を貼り付ける。
「・・・・・。」
「・・・・・?」
じーっと自分を見てくる吉野に何がんだか分からなく、クエスチョンマークを飛ばしていると、吉野が真顔で小太郎に言い放った。
「別にびくついてるなら笑わなくてもいいよ・・・。
哀れに見える・・・。
ぴしっとその言葉に固まる。
その様子を見ていた桃夜は「出た・・・毒舌。」と呟いていた。
しかし自分も十分毒舌なのは気付いていない
「それよりも、吉野。」
「知ってる。桃太郎のことでしょ。」
「!何処でそれを・・っ?!」
何も言っていないのに、桃太郎のことを知っていると言う吉野に驚く桃夜。
「教えてもらったから。・・・中に、入れば分かるよ。」
そう言って、音楽室の中へと入るように促す。
そして吉野に促されるがままに入ると、そこには見覚えのある人物がいた。
「お前・・・っ!」

トゥービーコンティニュー。(笑)
つー事で勝手に決めて勝手に終わらせると言う暴挙を成し遂げた勇者です。
適当っスね。
まあ後は魔王に任せます。
「・・・・フン・・。」

「フン・・・っじゃねぇよ!!」

机を叩いた桃夜・・・の目の前に居るのは、金髪に黒縁眼鏡。シルバーアクセの光る首もと。
口にはガム。見た目に似合わない風紀委員委員長。兼、見た目に似合わない学園一の秀才。猿谷公司は椅子に乱暴に座った。
「・・で・・・。」
全てを打ち明けられた公司。その第一声は、フン・・。
上から目線で鼻で笑っている。
「この俺が桃太郎の猿っていいてぇのか?」
「そうだけど?」
ニヤついた顔が誰かに似ている。今はそんなこと関係ない。
「俺をゲームに誘うんなら・・・。」
立ち上がった猿は桃太郎を背に___
「服装直してから来やがれ。」
腕に光るは風紀の腕章。ソレを掲げ何処かへさっていった。

「・・・・。」
妙な雰囲気を持つ公司。・・・・アレを説得させる。
「さすが風紀だねぇ。桃夜ネクタイ外れてるし。」
桃夜のネクタイが外れている。
「・・・・。人の事いえねぇだろ・・・。」
「・・・・・燃えてんな。桃夜。」
返事は返さずに笑った。

「さぁて・・・。吉野ん所いくかぁ。」
「・・あぁ。」


はい。短くてごめんなさい!!!!!!!!
マオ月曜テストだからね・・・勉強しないかんから・・・・。
やだな・・・テスト。
ハイ初っ端からやる気が感じられない事でもっぱら有名な(?)勇者です。

ということでマイメモ(マイメロみたいだな)第四話!
書こうと思ってるんですが・・・ ボソッ書けっかな。

まあ力の限り頑張ってみますわァ〜。

My Memory

?4 交渉

鬼だの桃太郎だのそんな御伽噺を聞かされた桃夜は、貫太郎に「犬神君達に説明しといてね☆」という、まあなんとも面倒くさい事を言われてしまった。
そしていざ説明しようと相手を目の前にすると、何から言っていいのか分からず頭を悩ました。
ぶっちゃけ大半が

   つーかあんなん誰が信じるかよ。

という思いなのだが。
そう桃夜が悩み、「あ〜〜」と唸っていると小太郎が痺れを切らしたのか早くしろよと急かしてきた。
「(チクショウこっちの気も知らねぇで)」
心の中で悪態をつく桃夜だったがこれ以上悩んでいても仕方ないと腹を括った。
「いいか、小太郎。」
「何がだよ。」
「今から俺が超絶怪しくてお前頭おかしいんじゃねえの?と思うほどの話をするんだけどな、最後まで聞いててくれ。」
「は?」
半ば自棄になっていた桃夜だった。

「・・・ってな訳だ。」
「へぇ〜。」
とりあえず自分の身に起きたことから小太郎や吉野達についてまでの事を一気に話し、あらかた説明を終わらせた桃夜はふーっと一息ついた。
「で?俺はそのゲームに付き合うのか?」
「付き合うっつーか・・・平たく言うとそうなるけどな。」
微妙な言葉のニュアンスが気になるが、大体はそうなので頷く。
寧ろ気になるのは小太郎が桃夜の話しを信じるか、だ。
桃夜も未だ信じられないのに(朝起きて夢かと思ったが貫太郎が目の前に現れたので夢でなかったと納得する他なかった)いきなり、しかも話しただけなのに信じるのは常識的に無理だろうと桃夜は考える。
「いいよ。」
「そうだよな、こんなん信じるわけ・・・っては?!」
「だから、いいってば。」
いいのかよ?!!
と思いっきりつっこむが「だって面白そうだし。」と平然と返され何故かショックだった。

 ああそうだよな、そうだったよ。 常識的に考えりゃあこんなん信じねえよな。常識的ならな。
 忘れてたさ・・・コイツは常識なんか持ち合わせていないって事を・・・ッ!!

悩むことも無かったのにと沈む。
そして深々と溜息を吐き出す。
「てことは俺の話しも信じるのか?」
「信じるよ。ま、俺も似たような“夢”見たしな。」
「夢?」
そ。と頷いて思い出す。
知らないはずなのに懐かしく感じたあの夢を。
「どんな夢なんだ?」
「――旅をしてた。殺伐としてたんだけど楽しいって思ってたんだ、夢の中の自分は。
俺は面白いことが大好きだから。
俺が桃太郎の犬の生まれ変わりなら、今の俺もそう思えるかも知れない、だからやるぞ、ゲーム。」
そう言ってニヤリと笑う。
そんな小太郎に一言、
「・・・ハッ(嘲)似合わねぇ。(酷)」
そう言って桃夜は笑った。

仲間一匹確保完了(?)

終わり

やっと終わった。
つーか桃夜性格悪いな。←(そうした張本人)
ギャグだなー。そして駄文だな。
俺は元々ギャグしか書かないのに何でかスイッチ入るとシリアスに・・。
イッツアミステリー。
魔王に「三人に説明しろ」とか言われたけど一人だけだな。
・・・ま、いっか。(オイ)
じゃ、バトンターッチ!(逃)
My Memory

No,3.GAME.

「黒尾・・・?」
「えぇ。黒尾いいます・・・。」
・・意識が遠くなってるのが自分でも分かる・・。
血が流れてる・・・。頭が痛い・・・。・・・これは・・・俺がやったのか?
「・・・ははっ・・・。」
「・・・・・・。」
桃太郎?何だよソレ・・・震えてんなよ・・。

「あんた・・・」
黒尾が口を開いた。
「自分が桃太郎言うこと・・・自覚ないみたいやなぁ・・・。」
にやついた顔は俺の前まで降りてきた。
「自覚させたろか?」
「・・・あ?」
黒尾の手のひらが顔に近づく。触れていなくても冷たさが感じ取れる。怪しい気がした。ここで殺される。それも悪くない。狂い始めたんだ、どうだっていい。

「やめろっ」

白雪の怒鳴り声と共に何かを叩くような小さな音が聞こえた。
「・・・・これはこれは。白雪の坊ちゃん。」
「お前・・・何しに来たんだ・・・。」
「そんな怖いカオせぇへんでよ。」
怒りにみちた顔の白雪はさっきまでの白雪じゃなかった。
「・・・・まぁ・・・今日はこの辺にしといたるわ。桃太郎も見れた事やし・・・。」
そこまで言うと黒尾は俺に視線をうつした。
「こんななら・・・ここで殺しとく必要もなさそうやし。」
「!!」
「・・・・・あぁ、白雪の坊ちゃん。狐刳にも会うんやろ?<ハナコはまだ戻さへん>って伝えてぇや。・・・ほなさいなら。」

「・・・・で、説明しろ。続き。」
「・・・・・・・。」
急に真面目な顔になる白雪。
「・・・・何処まで話した・・・?」
「俺と鬼が戦うんだろ!!」
あ!と言う顔をして続きを話し始めた。
「さっき言った通り、君と鬼が戦うんだ。けどゲームはそれだけじゃないんだ。」
「・・・・。」
「鬼がほろんで何十年後かに君・・・桃太郎は死んだ。その時だ
、桃太郎が鬼から奪った宝、天、地、海、果、生、死、世。この7つ宝がバラバラに散らばったんだ。」
「・・・ソレを集めろってわけか?」
そういうこと。と言いながら白雪は立ち上がった。
「とにかく。君には犬、雉、猿の生まれ変わりを探してもらうよ。」
「・・・・は?」
「君のガッコに居るデショ??犬神小太朗、雉村吉野、猿谷公司って子達。」

「小太朗。」
「・・・・桃夜。どした?」
「いや・・・あんな・・・」

始まったゲーム。狂い始めた人生。勝のはどちらか。

・・・・・どなた様か文才を下さい・・・・・。
My Memory

No.02  生まれ変わり

「違う違う。俺男だから姫じゃなくて王子さ☆」
「へ・・・ぇ。」
(いや、ってーかそこ?!)
突然現れたこの男に唖然とするが、今は別に疑問がある。
「おい、アンタ。さっきのって・・・・一体・・・・」
いきなり「呼ばれた」と言ってどこかへ消えた兄。
そしてその後に聞こえた己を桃太郎と言い、戦えと促した声。
何が起こっているのか全く分からない桃夜にとって、今この事態を説明してくれるのはこの白雪貫太郎と名乗る男だけだろう。
そう判断した桃夜が疑問を口にすると、貫太郎は何とも言えない渋い顔をした。
「やっぱ、なぁんも覚えてない・・・か。」
「は?」
はあーーっと深い溜息を一つ吐き、桃夜を真っ直ぐと見据える。
「今から手短に説明すっけど、説明終わるまで極力静にしててネ。」
「あ、ああ。分かった。」
真剣なんだかふざけてるのか分からない貫太郎の態度に一瞬遅れて肯定する。
「一つ目。 まず桃夜の事からね。
 さっきの『鬼』にも言われてたケド、桃夜は『桃太郎』なんだ。」
「・・・・・・・・・。」
貫太郎の説明に声を出さず半信半疑の視線を向ける。
すると貫太郎に視線の意味が伝わったのか、「正確には生まれ変わり」と付け足した。
「つまり俺の前世ってことか?」
桃夜が自分の憶測を話すと、物分りが早いと貫太郎が笑った。
その態度に少しむっとしながら、笑ってないでさっさと続きを言えと促すとやっと笑うのを止め、説明に戻った。
「で、二つ目。 まあ続きみたいなもんだけど、鬼と桃太郎の関係について。
 昔話にもあるデショ?あの通りに双方戦っていたんだ。
 そして桃太郎が苦戦を強いたけれど勝利した。」
「何か問題でもあるのか?」
勝利したと言う事は喜ばしい事のはずなのに険しい顔をする貫太郎に聞くと、静かに頷いた。
「鬼は桃太郎の事を恨み呪った。 ただそれだけならまだ良いケド、鬼は違った。
 鬼には力があったからね。その力で絶命する直前、自分と桃太郎に呪い(まじない)をかけた。」
「呪いって、どんな?」
貫太郎はより一層表情を険しくし、低い声で呟くように言った。
「800年後の世界でのゲーム。・・・つまり君と鬼の生まれ変わりがたたか・・・・・ッ!!」
「白雪ッ!!」
突然、今までピクリとも動かなかった『鬼』が貫太郎の体を吹き飛ばした。
貫太郎はそのまま壁に激突し、重力の流れに従って床へ落ちる。
「おい!大丈夫かっ?!」
「っ逃げろ!今・・・っ君を死なせる・・・わ、けには・・・っ!」
「なっ!」
訳が分からなかった。
確かに自分は桃太郎の生まれ変わりかもしれない。
けれど何故自分の命よりも俺を優先させる?
何の力も持っていない、肩書きのみと言っていいほどなのに、何故。
そう考えている間にも鬼は桃夜に向かっていた。

<シネ!!桃タロウッ!!!>

「桃夜!!!」
鬼の長く鋭い爪が目の前に迫る。
貫太郎の叫びも、鬼の声もどこか遠くで聞こえるように感じた。
何故か他人事のように感じる中、桃夜は思った。

 力が欲しい。 目の前の鬼を倒せるような。

 

           
          チカラガ、ホシイ


 ―――ヨベ、トウヤ。カタナノナヲ―――

  俺の刀・・・?

 ―――オマエノカタナノナハ・・・―――

 俺の、刀の名は――――

「幻灯丸ッツ!!!」
その刹那、桃夜に爪を振りかざしていた鬼が叫び声をあげた。
何が起こったか分からず、微かに重みがある左手を見ると、刀身が鏡のように輝いている一本の刀が握られていた。
<ガ・・・ッ オ・・ノレェッ!桃タロウ!!>
鬼が恨みがましい声を出し、またしても襲ってくる。
「・・・っ?!」
一瞬足が竦むが、何故か体が勝手に動き出し、鬼へ刀を振りかざしていく。
(っ何だよ!これ?!)
そう、まるで自分の体ではないかのようにしなやかに動いていく。
そう、まるで、使い方が分かっているかのように。

<ウオオオオオオオオオ!!!!>
暴れる獣のように襲い掛かってくる鬼に、桃夜の体は、頭から刀を斬りつけた。
肉が裂けていく感触がし、鬼は引き攣ったような声を上げ絶命した。
カランッと音を立てて桃夜が持っていた刀が手から滑り落ちた。
「っぁ・・・ハアッ ハアッ・・・・」
困惑と疲労で桃夜も、荒い息遣いでその場に座り込んだ。
(何なんだっ!何が、起こってるんだよ・・・っ!)
桃夜がそう思ったときだった。

「おー、派手にやっとるわなぁ・・。」

桃夜の部屋に知らない声が響いた。
重い空気に似合わない少し高めの関西弁の声。
「誰・・・、だ?」
「ん?ああ。」
チラッと桃夜に視線を向けてから、納得したように頷く。
「あんたが『桃太郎』やな。
俺は狐の黒尾(こくび)言います。よろしゅう。」
ニコリと笑って、そう名乗った。


あとがき
はい何かもう疲れたんで終わります!
ちなみに狐の黒尾(なんか狐刳と似てる・・・。)は狐の嫁入りとかそんな話から作りました。
・・・何か、何がしたいのか分からなくなってきた・・・。
っていうかシリアス?
アレー?こんなはずじゃなかったのになあ。
え〜と、じゃあ魔王にパス。
ガンバ!!
My Memory      by魔王
  .NO,01 呼び声

  「つーか・・・」
  眉間にしわをよせながら一鬼の頭をつかむ弟・桃夜。その顔  には怒り(?)背からは殺気を放っていた。
  「痛い!痛いよモモチャン!!お兄ちゃんハゲちゃうよ。」
  必死の抵抗も虚しくがっちり頭部をつかまれている兄・一鬼
  「テメェ誰がモモチャンだコラ。そしてハゲろ、ハゲてしま   え。」
  「ゴメン!!悪かった!!お兄ちゃんが悪かった!!」
  
  
  毎朝がこうだった・・。決まって一鬼は馬鹿をやる。
  そう・・、俺達の人生を狂わせた日の朝だって・・。

  「だいたい常識がなってねぇんだよ、」
  今度は桃夜の前に正座をさせられた一鬼。
  「はい・・。」
  その一鬼に説教する桃夜。
  「わかるか?眠りを妨げられたやつの気持ちが。」
  「はい・・・。」
  一言コトバを浴びるたびに小さくなってゆく兄に容赦なく言葉の攻撃をする。
  
  「こんな真夜中に何でグットモーニングなんだよ。」

  「・・・。」

  窓の外は暗闇がひろがっていた。・・・桃夜の夢にひろが   る・・・あの闇のような・・。

  (・・・っちがう・・。あの夢は・・。)

  
  「・・・れた・・。」
  「・・は・・?」

  静寂を断ち切る感覚。この緊迫感。覚えのある感覚。
  血の気が引いた。気持ち悪い。逃げ出したい。
  
  「・・・呼ばれた。」
  「誰に・・だよ・・。」
  一瞬、空間から音が消えた。
       ______クルゾ______
  (・・・え・・)

   「呼ばれた!!ハハッ!!来たんだ。・・ククク        ク・・・。」

  突然立ち上がり笑い出す一鬼。いつもと様子が違う一鬼をただ黙ってみている桃夜。

   「さぁ・・・ゲームが始まる・・・。800年前の恨み・・・    はらそうではないか・・。」
  風が吹いた。冷たく、痛い。
   「・・・っつ・・」
  目に何かが入った。そのまま・・・意識は遠くなっていった

 _______ハジマッタゾ。フクシュウガ。_______

(・・・誰だ?・・)
________ワタシハオマエダ。トウヤ。________
(・・・あんたが俺・・?)
_______タタカエ。ソレガオマエノシメイダ。_____
(・・・戦う?何言ってんだよ・・。だいたい誰と・・。)
_______オニトタタカエ。___________
(・・・は・・・?)
______オマエハモモタロウダ。クビノアザガナニヨリノシ       ルシ________

   
   「・・・っつ・・・・。」
   桃夜はゆっくりと体を起こした。頭をおさえて先ほどの会話を思い出す。静まりかえった部屋には一鬼の姿がなかった。

_______クルゾ。タタカエモモタロウッッッ_____

   「!!」
   声がした瞬間だった。ソレは、来た。

   <ケケケケケケケケケケケッッッッ!!!!!!!!
    お前ガ桃タロウか!!!!!>
   突然赤い何かが落ちてきた。ソレは桃夜の身長を優に超していた。頭部には鋭い角。
   「な・・・なんだよソレ・・・。これじゃ・・・ホントに    鬼じゃねぇか・・。」
   <ケケケケケケケ!!!その通りダヨ!!アタシは鬼      さ!!テメェを殺しにキタンダ桃タロウ!!!!>
   (殺しに・・・。俺がこいつらと戦う?俺が桃太郎?
    ・・・・こんなの俺はどうすることもできねぇよ・・)
   桃夜は不覚にも自分が震えていることがわかった。
   <ココデ死にナッッッ!!!>
   桃夜は目を閉じた。死を覚悟していた。

  『神風!!!!!』

   声と共に風は吹いた。一鬼の時と違う暖かい風。

   「・・・今度は誰だよ・・。」
   桃夜の瞳には、ヘッドホンを身につけ髪を束ねた男が映っていた。
   「ん?俺は白雪貫太郎。よろしく☆好物は女の子とリンゴ    でっすっ!!!」
   「・・・白雪・・・姫??」

  「狐刳!!!」(こくりとよみます。)
真っ暗な闇の中、走る少女の影ひとつ。
  「狐刳!!!起きて!!」
たどり着いた先に、青年の影ひとつ。
  「・・なんや・ハナコ。」
  「モモん所に鬼がいきはった!!」
慌てる少女の頬をつまむと
  「大丈夫や・・桃タロは。・・幻灯丸あるし・・貫太郎に先に行ってもろたで・・・。」
怪しく笑った。
   

・・・・・・・・ごめんなさい・・・・ながくて・・・・しかも駄文すぎ・・・・・。読んで下さったみなさま、勇者さん・・・・すみません・・・。そして・・貫太郎は白雪姫と北風貫太郎からきてます。・・・勇者!!!あとはたのむ!!!(逃
小説の最初は私、勇者が書こうと思いマス!
下手っくそな小説ですが呆れないでくださいね!!
え〜と、魔王!この小説の題名勝手に決めるぞ!


My Memory

?00,前世の記憶

可笑しな感覚がする。
ふわふわと宙に浮いているような浮遊感。
空気のように漂う感じにも似ているソレは、決して良いものではないと思う。
辺りは暗い闇に包まれている。
嵐の前のような静けさに少し背筋が冷たくなるが、その空間に誰かの荒い息遣いが聞こえてきた。

 誰か、いるのか?

周りが暗くよく分からないが、僅かに聞こえていた息遣いがだんだんはっきりと聞こえてくる。
誰かがいるのは確かだろう。
荒い息遣いの主は相当体力を消耗しているのだろう、酷く疲れている様子が窺える。

 「もう、終わりか?」

今までの静寂な時を消すように、荒い息遣いの主とは別の人物の声が闇に響いた。
その声は静かに、けれど十分な圧力を持っている。

 「っんなワケ・・・っあるか・・!!」

そう叫んで気丈にも剣を持って切りかかる。
その瞬間、今までの闇が嘘だったかのように鮮明にその光景が見えた。
互いに剣で斬りかかるその二人の顔。
それは、どこかで見たことがあった。
荒い息をしていたその気丈な人物の顔、それは・・・・

  「お、れ・・・?」

 「消え去れ!!!」
呟いた言葉は己に似た人物にかき消され、そしてもう一人を斬りつけた。
見る見るうちに相手が血に染まる。
相手を斬った剣も血が滴り落ち、小さな水溜りを作っている。

 コレは、夢?

あまりに鮮明すぎるその光景に頭痛がする。

 それとも誰かの――――

「っ!!」
そこで目が覚めた。
ハアッハアッと荒い息を吐くが、やはり夢だった事に少しだけ安堵し、あんな夢を見る自分に呆れた。

いくら夢だからと言って自分に似た人が誰かを斬り殺すなんて。
何とも目覚めの悪い夢なんだ。
おかげでまだはっきりと覚えている。
さっさと忘れたいがこういうものはずっと消えないだろう。
最悪だ、と溜息を吐くと、いきなり部屋のドアがばんっと開いた。
「グッモーニン桃夜!愛しのお兄サマが起こしに来てやったよー!」
驚いてドアを見ていると、ウザイくらいのテンションの双子の兄の一鬼が部屋に入ってきた。
「・・・っノックもなしに部屋に入ってくんじゃねーよ一鬼!!」
礼儀のなっていない兄を怒鳴り、やはりさっきの夢の中で思ったことは間違いだと頭を振った。

まさか、この陽気な(と言えば聞こえは良い)兄が、

まさか、あんな圧力の篭った声を出す人物に似ているなんて、

「まさか、な。」

 まさかあれが誰かの記憶だなんて。

誰も知らないところで歯車はかみあっていく。
そして、運命は廻りだす。
運命は螺旋のように繰り返される。

   その先にあるのは悲劇か、喜劇か。

それは、誰も知らない物語。


あとがき!
ハイ終わりです!
ああめっさ恥ずかしい!
こんな駄文・・・・っっ。(なら載せるな)

え〜と、とりあえず名前。
主人公は桃夜(とうや)
で、双子の兄(副主人公?)が一鬼(かずき)
デス。

・・・・・・・・・・・・(間)。

魔王!こんな感じでどうだア!!
っていうか題名がダサくてゴメン。
でも次頑張って。

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