ども。
テンションめっさ低い勇者です。
(意味の無い冒頭の挨拶)
この前(もうめっさ前)に魔王に「お前も番外編やれ」とか何とか言われたような気がしないでもないので、(どっち)
どうせならお題を借りてやってみようと思いマス。
コンセプト(?)は幼馴染。(桃夜と吉野)
ということで、
++ 幼馴染みに11の御題
01:昔の恥
02:仲良しだと言われて
03:分かり辛い感情表現
04:大喧嘩
05:だから違うって
06:幼い手
07:色恋話
08:ずっと、知らなかった
09:親
10:俺しか知らない裏の顔
11:「昔からこいつは、」
この11題を頑張って達成させようと。
ボソッ ・・・無理だろうな。
お題はここからお借りしました。↓
URL : http://fauvisme.koiwazurai.com/
という事で(どういう
明日映画「どろろ」二回目を見に行く予定なので響かない程度に書こうとオモイマス。
マイメモ 番外編
??? 昔の恥
「は?昔?」
素っ頓狂な声を上げたのは桃夜。
元を辿れば、その原因を作ったのは小太郎なのだが。
その小太郎は、つい先日知ったばかりの「桃夜と吉野は幼馴染」という事に興味を持っていたのだ。
あの変人不可思議な人物の幼少時代が、多少なりとも気になるのは周りからすれば分かることだ。
けれど昔から一緒に居た(はずの)桃夜はそういう部分が麻痺しているのだろう。
結果素っ頓狂な声を上げたのだった。
「そー。あの吉野サンがどんなんだったか知りたいんだけどさ」
「本人に聞けよ。」
そう言い寄ってくる小太郎を煩わしそうに(酷)キッパリという。
「無理だって!何かあの人に敵意向けられてるっぽいんだよ、俺〜」
「・・・・・そりゃアイツの性格の問題だろ。」
あの毒舌な幼馴染の過去における辛辣な言葉の数々を思わず思い出し、身震いをする桃夜。
「じゃ、その性格の奴が俺の質問に答えてくれると思いマスカ。」
「・・・分かったよ。だけどアイツについて語るほど面白い過去話は・・・・・・」
そう考え込んだところでハッと気が付く。
吉野に関わった事で主に被害にあった数々の惨状を。
昔、吉野と幼稚園に通っていた時に出来事だった。
『・・・オイ、なにしてんだ?』
いつもと変わらぬように幼稚園へ行くと、吉野が一人庭で何かをしていた。
それに気が付いた桃夜は、好奇心がゆえにそっと後ろから近づいていき、声をかけた。
すると、吉野は振り返ることもせず黙々と何かを作っていた。
『?よし・・・・?!』
それを不思議に思い吉野の手元を覗き込むと、ぶつぶつと呪文のような言葉を唱えつつ、一心不乱にわら人形を作っていた。
その光景は幼稚園児には少し(いやかなり)ショッキングな映像だったので、桃夜はそれを見て一時停止した。
『ぶつぶつぶつ・・・あれ、とうや。
どうしたの、そんなに真っ青になって。』
半分はお前のせいだ!っていうかその手に持っているものをどうにかしろ!!
と叫びたいのを何とか自制し、『何やってんだ・・・?』という言葉を必死に搾り出した。
『なにって、呪い。』
さらりととんでもないことを言う吉野に桃夜は固まった。
『ほら、ここのハゲ狸園長がぼくの「しゅこう」(趣向)に口出してくるからね・・・』
呪ってやろうと思って・・・。
と外見に見合わない凍えるような声で言葉を紡ぐ吉野に桃夜は、これ以上ないくらいに怯えた。
今園長のことをハゲ狸って言いかけたよな?!つか趣向ってお前のは最早他の園児達を脅すためだけにしかある用と思えないモンばっかだろ!っていうかちょっと注意しただけでこの有様?!
いやむしろ問題はお前呪いなんか出来んのかよ!!
心のうちでそう叫び、無理だとは思うが園長が無事であることを願った。
因みに園長は行方不明。(この時本気で泣きそうになった)
初めて人間不信に陥りそうになった5歳の夏だった。
「桃夜?どうかしたか〜?」
オーイと目の前に手を振っている小太郎に、ハッと気付き、昔の惨状が鮮明に蘇った桃夜は小太郎の方をがしっと掴み、
「アイツの過去を掘り出すのは止めろ・・・!」
と本気で忠告した。
小太郎はいきなりのことで何が何だか分からなかったが、とりあえず頷いた。
幼馴染との思い出。
それは過去のトラウマと化していた。
思い出すのは昔の恥
おしまい。
テンションめっさ低い勇者です。
(意味の無い冒頭の挨拶)
この前(もうめっさ前)に魔王に「お前も番外編やれ」とか何とか言われたような気がしないでもないので、(どっち)
どうせならお題を借りてやってみようと思いマス。
コンセプト(?)は幼馴染。(桃夜と吉野)
ということで、
++ 幼馴染みに11の御題
01:昔の恥
02:仲良しだと言われて
03:分かり辛い感情表現
04:大喧嘩
05:だから違うって
06:幼い手
07:色恋話
08:ずっと、知らなかった
09:親
10:俺しか知らない裏の顔
11:「昔からこいつは、」
この11題を頑張って達成させようと。
ボソッ ・・・無理だろうな。
お題はここからお借りしました。↓
URL : http://fauvisme.koiwazurai.com/
という事で(どういう
明日映画「どろろ」二回目を見に行く予定なので響かない程度に書こうとオモイマス。
マイメモ 番外編
??? 昔の恥
「は?昔?」
素っ頓狂な声を上げたのは桃夜。
元を辿れば、その原因を作ったのは小太郎なのだが。
その小太郎は、つい先日知ったばかりの「桃夜と吉野は幼馴染」という事に興味を持っていたのだ。
あの
けれど昔から一緒に居た(はずの)桃夜はそういう部分が麻痺しているのだろう。
結果素っ頓狂な声を上げたのだった。
「そー。あの吉野サンがどんなんだったか知りたいんだけどさ」
「本人に聞けよ。」
そう言い寄ってくる小太郎を煩わしそうに(酷)キッパリという。
「無理だって!何かあの人に敵意向けられてるっぽいんだよ、俺〜」
「・・・・・そりゃアイツの性格の問題だろ。」
あの毒舌な幼馴染の過去における辛辣な言葉の数々を思わず思い出し、身震いをする桃夜。
「じゃ、その性格の奴が俺の質問に答えてくれると思いマスカ。」
「・・・分かったよ。だけどアイツについて語るほど面白い過去話は・・・・・・」
そう考え込んだところでハッと気が付く。
吉野に関わった事で主に被害にあった数々の惨状を。
昔、吉野と幼稚園に通っていた時に出来事だった。
『・・・オイ、なにしてんだ?』
いつもと変わらぬように幼稚園へ行くと、吉野が一人庭で何かをしていた。
それに気が付いた桃夜は、好奇心がゆえにそっと後ろから近づいていき、声をかけた。
すると、吉野は振り返ることもせず黙々と何かを作っていた。
『?よし・・・・?!』
それを不思議に思い吉野の手元を覗き込むと、ぶつぶつと呪文のような言葉を唱えつつ、一心不乱にわら人形を作っていた。
その光景は幼稚園児には少し(いやかなり)ショッキングな映像だったので、桃夜はそれを見て一時停止した。
『ぶつぶつぶつ・・・あれ、とうや。
どうしたの、そんなに真っ青になって。』
半分はお前のせいだ!っていうかその手に持っているものをどうにかしろ!!
と叫びたいのを何とか自制し、『何やってんだ・・・?』という言葉を必死に搾り出した。
『なにって、呪い。』
さらりととんでもないことを言う吉野に桃夜は固まった。
『ほら、ここの
呪ってやろうと思って・・・。
と外見に見合わない凍えるような声で言葉を紡ぐ吉野に桃夜は、これ以上ないくらいに怯えた。
今園長のことをハゲ狸って言いかけたよな?!つか趣向ってお前のは最早他の園児達を脅すためだけにしかある用と思えないモンばっかだろ!っていうかちょっと注意しただけでこの有様?!
いやむしろ問題はお前呪いなんか出来んのかよ!!
心のうちでそう叫び、無理だとは思うが園長が無事であることを願った。
因みに園長は行方不明。(この時本気で泣きそうになった)
初めて人間不信に陥りそうになった5歳の夏だった。
「桃夜?どうかしたか〜?」
オーイと目の前に手を振っている小太郎に、ハッと気付き、昔の惨状が鮮明に蘇った桃夜は小太郎の方をがしっと掴み、
「アイツの過去を掘り出すのは止めろ・・・!」
と本気で忠告した。
小太郎はいきなりのことで何が何だか分からなかったが、とりあえず頷いた。
幼馴染との思い出。
それは過去のトラウマと化していた。
思い出すのは昔の恥
おしまい。
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