My Memory

?10 覚醒


「・・・・。姫子を返せ。」
そう言った公司の言葉は、まるで波紋が広がるように辺りに響いた。
ここだけが別空間になったかのように、妙な感覚になっている。
黒尾はその言葉にすぅっと、目を細める。
「・・・えぇよ。こないな『チカラ』も目覚めてへんような姫さん捕まえとってもしゃあ無いし・・・。

返したる。」
「わっ?!」
どんっと公司に向かって姫子を突き飛ばす。
公司は慌てて姫子に駆け寄った。
「大丈夫かよ・・・」
「あ、ありがと・・・」
突然のことで何が何だか理解できていない姫子だったが、一応は駆け寄ってくれた公司に礼を言った。
と、そんな中黒尾は、踵を返し立ち去ろうとした。
それに気が付いた桃夜は黒尾に向かって気になった事を聞こうとする。
「っ!オイ黒尾!『チカラ』って何の事だよ?っつーかお前は・・・」
何者なんだ、と桃夜は立ち去ろうとしている黒尾に言おうとしたが、振り返った黒尾の目を見て、言葉の続きが声にならなかった。

「そないなこと聞いて・・・何になりますの?桃太郎。」

「何って・・・」

「歯車はもう・・・廻り始めとる。 誰にも、止められはせぇへん。」


「?!」
「ほな。」
意味深な言葉を残し、黒尾は消えた。
残されたのは、呆然としている桃夜達5人と、一人難しい顔をしている貫太郎のみ。
貫太郎のその表情に気付いた者は一人もいなかったが、気付いた者がいたならばその異変に気付いただろう。
少なくとも、事の重大さに。
重々しいような空気の中、先程までの微妙な感覚が無くなり元に戻ったが、誰一人として言葉を発する者はいなかった。

また、静寂が過ぎった。

終わり・・・。

つっかれたー。
さて、こんな短い駄文を書いた勇者ですが・・・

明日って何処だろう。(謎)

誰だよ!明日書くってこないだ言ってたの!!(お前だよ
とまあ、自分のキャラが分からなくなってきた今日この頃・・・。
取りあえずは某友人を弄り倒すのが大好きだ(鬼)とこの間判明しました。
さ〜、誰でしょう。
絶対この日記見てるから自覚あると思うけどネ。

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